制作過程晒し 2


前回のつづき





5日目〜7日目 表面処理 その他工作


三日ほどかけて表面処理などを行います。
ちなみにこの作業、一番嫌いな作業なのでかなり適当です。あまり参考にならないかも。






使うもの



デザインナイフ / アートナイフ (オルファ)

性能・・・ 値段・・・B コストパフォーマンス・・・
大きさ・・・B 入手しやすさ・・・B 必須度・・・A

オルファのデザインナイフ/アートナイフ。

切る、削る、彫刻するなどの作業が一通りできます。
切れ味がすごいので取り扱い注意。
自分も使い慣れるまではしょっちゅう左手をブッ刺しました
三種類ほど持ってると便利(デザインナイフ、アートナイフ、アートナイフプロ)


A・・・超スゴイ  B・・・スゴイ   C・・・普通   D・・・微妙   E・・・う〜ん






サンドペーパー(紙やすり)


性能・・・ 値段・・・A コストパフォーマンス・・・
大きさ・・・B 入手しやすさ・・・B 必須度・・・A

自分がよくつかうのはホームセンターなどに売っている三共理化学の耐水ペーパー。一枚ウン十円で買える。
目が細かくなるごとに数字が大きくなります(模型用でしたら400番、600番、1000番あたりを使えばよろしいかと。)

ハサミやカッターで使いやすい大きさに切って、
水を塗って研磨します。(水を塗るのは発熱を防ぐためと、粉塵が舞うのを防ぐため)

水を塗って使う研磨方法は耐水ペーパーじゃないとできないので注意ー



A・・・超スゴイ  B・・・スゴイ   C・・・普通   D・・・微妙   E・・・う〜ん





デザインナイフで硬化したパテを削るー




大まかに削ったら紙やすりで磨くー

画像だと片手しか映ってませんが基本的に両手で作業します(左手でパーツを持つ)
アレです、両手使う作業しつつカメラで撮影するなんて無理



基本的に削る→磨く、コレの繰り返し。パーティングラインやゲート跡なんかもデザインナイフ、紙やすりで削る、磨くといった感じ




その他工作

各部のシャープ化

ニッパーやデザインナイフで削りこんで尖らせる→紙やすりで磨く



エッジをするどくさせたい部分を入念に!!



ある程度の妥協点はあるんですが(けっこう適当) パテを削って磨いて表面処理を終わらせた状態
あと足には釣り道具用の重りを仕込んでます。転倒防止用。


だいたいここまでを、一日1時間弱の作業×三日間、といった感じ





*・*・*




後ハメ加工



馬の頭部を後ハメ加工します



まずニッパーで胴体の頭部接続部を斜めにカット。




馬の頭部の穴にアタリ線を書きます。感覚的には穴の直径より狭い間隔で




カッターのこぎりでゆっくり切り出す





カッターのこぎり (タミヤ)

性能・・・ 値段・・・A コストパフォーマンス・・・
大きさ・・・B 入手しやすさ・・・B 必須度・・・C

カッター感覚でつかえる小サイズのノコギリ。
BB戦士サイズの模型の改造に使うにはこれで十分だと思います。
ただし刃がものすごく薄いので、精密に切り出す作業には不向き。



A・・・超スゴイ  B・・・スゴイ   C・・・普通   D・・・微妙   E・・・う〜ん







大体こんな感じで切り出し完了。






これで両パーツとも塗装後にはめ込めるようになりました。
基本的にはめ込むのは力づくなのでこの状態ではまだはめ込みません。塗装後ある程度すり合わせをしながらはめ込みます

うーん、ぶっちゃけ行き当たりばったり改造ともいう







あらかた全パーツの表面処理が終わったら歯ブラシで水洗いします。
ヤスリがけででた大量の粉塵を洗い流すのが目的。

面倒くさいときはやらないこともありますが;


洗った後は自然乾燥。三日ほど




*・*・*





8日目〜  サフ噴き、塗装

前回で洗ったパーツが完全に乾いたらサーフェイサー噴きます。
ちなみにサーフェイサーというのは模型の下地の目止め仕上げ塗料。
塗装の食いつきをよくする硬化のある下地剤です。他にも細かい傷を埋めたりしてくれる効果があったり




自分が良く使うのは


Mr.サーフェイサー(GSIクレオス)


性能・・・ 値段・・・A コストパフォーマンス・・・
大きさ・・・B 入手しやすさ・・・B 必須度・・・C

Mr.カラーのGSIクレオスから出ているサーフェイサー。
グレータイプのものがキズなどを発見しやすく、表面処理→サフ噴き→再び表面処理→再びサフ噴き
といった作業をする方には使いやすいかと。徳用だとBB戦士二体分くらいは塗れる気がする。


A・・・超スゴイ  B・・・スゴイ   C・・・普通   D・・・微妙   E・・・う〜ん




サフやスプレーを使う際は「持ち手」を立てるためのスタンドがあるといいのですが、今回は綿棒のケースで代用(自分で言うのもなんだが汚い机だなぁ



サフを噴くのも両手を使うので写真がありませんが、
基本的にスプレー塗装は晴れた、湿気が少ない日の日中に行います。(風が強くないと吉)日曜の昼間とか。


外に出なければいけないのと、ある程度周りの環境によってはできない時もあるので時を見図らなければいけないのが難点。
湿気が少ない日を選ぶのは大気中に水分があると、スプレーから放射される塗料が水分を吸って塗装表面が水滴状になるためです。
雨の日のスプレー塗装は問題外。

この日はサーフェイサーの後、ホワイトとゴールドを缶スプレーで塗装する予定でしたが、ホワイトを塗った直後に雨が降ってきて急遽塗装を中止するはめに




サフ噴き終わった状態。今回は白がメインカラーのものなのでこの後、缶スプレーでホワイトを噴きました。


自分のサフ噴きについてですが、全体をサフ噴いたりはしません。
あくまで個人的には「塗装の下地剤」なので、合わせ目消しをしたパーツや、ホワイトなど薄い色を塗るパーツに噴く感じ。

赤い成型色のパーツに赤を塗る、とか黒い成型色のパーツに黒を塗る、とかいう部分には基本的には噴かない。めんどいから





*・*・*





筆塗り

   
使う道具は筆、塗料皿、スポイト、調色スティック。
筆はタミヤノモデリングブラシがおすすめ
あと何本かセットになってる筆の毛先が柔らかいものを何年かかけて使いこなして「鍛え上げる。」 (料理人がタマゴ料理用にフライパンを鍛え上げるのと同様)


自分はイラスト用の筆と兼用してるので「この筆が絶対云い!!」という風には書けないんですよね・・・
丸筆が使いやすくて好き



 
あとは塗料と、リターダーマイルド、薄め液(シンナー)





調色スティックで混ぜて塗料を攪拌。





薄め液で薄めて筆塗りに適した濃度にする。
個人的にはケチャップ、とんかつソースよりは水っぽく、ウスターソースよりはどろっとした感じ、といった感覚で薄めてる

あとは10%くらいリターダーを混ぜてやる。
リターダーを混ぜると乾くのが遅くなるので広い面積を筆塗りしてもムラになりにくい。





クリップや洗濯バサミで「持ち手」を作ってパーツを挟んで





エッジ(角になる部分)や、へこんでいる部分、入り組んだ部分から塗る。





面積の広いところは最後に塗る。筆の動きは一定方向に。





こんな感じで筆塗りしてます

一日1色〜2色ずつ塗っていく気持ちでやると焦って失敗もしないし塗った直後のパーツを手で触って指紋がつく・・・といった失敗も減るかと



一朝一夕で筆塗りはできるものではないと思うので、初めての方はシールで補完できない部分の部分塗装などから行っていくといいかもー
自分もBB戦士に色を塗りはじめたころは金の装飾や金淵の部分だけ塗ってた(小学三年生くらいのとき)





各パーツごとに塗装をすすめていきます
青→赤→グレー、金の順番

バックパックの羽なんかは金→赤。
なんにせよ塗装しやすい順番


剣などは缶スプレーでシャインシルバーの上からクリヤーレッドやクリヤーブルー。




龍輝宝のゴールドは全部缶スプレー。ゴールドの上からクリヤーイエロー。
乾燥後にマスキングして各部の宝玉パーツにクリヤーブルー。(クリヤーイエローの上からクリヤーブルーでクリヤーグリーンになる)

あと二個買いしたのでメッキの角も用意してみたり




 
ジュエルシールを宝玉のクリヤーパーツの内部に貼ってドレスアップ




 
スミ入れはガンダムマーカースミ入れペン。
基本的に白地にはグレー、
暗い色、寒色系の地(青や緑など)にはブラック、
黄色や赤、暖色系の地にはブラウンでスミ入れする感じ

色と色の境目にスミ入れする際は際立たせたい地の色にあわせる感じ



たまにリアルタッチマーカーも使いますが、今回はスミ入れペンのみ。




スミ入れが終わったらトップコート噴いてシール貼って完成!!


・・・・・とまぁ、こんな感じで作ってます


途中から写真をあまり撮ってなかったりでやや説明不足ぎみですが、
そのうち別の模型の製作過程などもふまえて補完していきたいと思います




もどる。



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