妙円寺 松ヶ崎大黒天





京都五山の送り火の際、『法』の文字が灯される松ヶ崎山の麓に位置。
この寺に安置されている大黒天像は、伝教大師策・立正大使開眼といわれていて、
六十日に一度、甲子祭(きのえねまつり)が催されて地元の人々が大勢参拝しに来るそうだ。

『甲子』の『子』とはネズミのことであり、大黒様の使いとしての意味と、
この寺が京都の北―、つまり「子」の方角に位置するという二重の意味を持って開催されているそうだ。


 
ネズミといったらこの娘だけど、大黒様関連、かなぁ?深読みしすぎでしょうか






 


 

 

















 








大黒天。
打ち出の小槌を餅、笑みを浮かべる姿から、財福の神、良縁の神と呼ばれる。
神徳は「商売繁盛、良縁祈願、五穀豊穣」。



現在のような優しい顔のデザインになったのは江戸時代からで、本来はこのような姿の

ヒンドゥー教のシヴァ神の化身、「マハーカーラ」と呼ばれる神である。
「大きな黒」、「冥界の王」という意味である。「大暗黒天」とも漢訳される。


仏教上の六道 『地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天』のうち、『天』には「欲界、色界、無色界」の三つの階層があり、
一番下の欲界はさらに六つの階層に分かれている。

シヴァ = マハーカーラ は、この中の最上部、「第六天」に住むといわれている。


大黒天は、このマハーカーラと、日本神話に出てくる大国主が習合された神、とされる。
一般的には、「大黒」という発音と、「大国」の発音が同じ、という理由で習合された、といわれている。




大国主は兄たちの迫害を受け2度殺され、素戔男(スサノオ)の住む黄泉の国に逃亡して素戔男の娘を娶り、
葦原中つ国へと戻り、兄たちを追放して出雲の国を平定したが、天上の高天原からやってきた天照大神に国を譲る。
(その大国主の御霊を祀ってあるのが出雲大社)

二度も殺され、国譲りの末、自らの国を奪われた、という悲惨な運命を背負って冥界の神となった―、というところから、
第六天の大黒天と結び付けられたのではないかという説がある。



余談ですが黄泉の国に行った大国主を救うのもネズミ。






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妙円寺 松ヶ崎大黒天 : 京都市左京区松ヶ崎東町31

アクセス : 市バス大黒天停下車 or 叡山電鉄 修学院駅より徒歩10分





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