〜西行の名を継ぐ桜〜

地に届く 西行桜 したしけれ




・・・勝持寺・・・



「東方妖々夢」に出てくる妖怪桜、「西行妖」。

その名が示すとおり、平安時代に実在した歌聖「西行上人」の縁の桜が妖怪化したもの(と思われる)。


時は平安の昔、出家し全国を放浪した僧がいた。
出家前の名は佐藤兵衛義清。鳥羽上皇に仕えていた武家。
法名を円位、落飾して西行と号した。

彼が出家した場所は正確には分からないが、
一説ではこの勝持寺といわれている。


勝持寺にて西行は一株の桜を植えて吟愛していた。
その桜を人々は「西行桜」と云い、勝持寺を「花の寺」と呼んだと言われている。






「花の寺」といわれるだけあって桜は400本以上(!)咲いています。
自分が訪れたときは生憎の小雨が降っていたのですが、桜は丁度満開の状態でした。
霧がかった小雨と満開の桜がなんともいえない空気をかもし出していました。

まさに「彼の世」じゃないか?と思えるような美しい光景でした。(この空気感ばっかりは写真じゃあ伝わらない)
白玉楼ってこんな場所なんじゃないだろうか。



お目当ての西行桜!の横の立て札。







釣鐘堂の横に「西行桜」はありました。
しかし平安の時代からずっとある桜ではなく、この西行桜は3代目だそうです。

「東方妖々夢」の「西行妖」の大樹のイメージとはずいぶんかけ離れていますが「雰囲気」みたいなものはありますヨ。


 



この勝持寺自体は本当にいい場所。
じぶんが今までみた桜の光景のなかじゃあ一番綺麗だと思った。(東方ゆかりの地って意味を差し引いても)
出来れば毎年観にきたいトコロ。




パーフェクトチェリーブロッサムです。




この雰囲気にあう曲はやはり「東方妖々夢 〜Ancient Temple」であろう。



天気と桜の満開が相まってまさに「東方」らしい時間をすごせました。
ついつい時間を忘れてボーッと眺めてしまいます。



意外と穴場?なせいか観光客はシーズンなのに全然いませんでした。
まぁ、京都市といっても郊外だしね。








天台宗 勝持寺 (花の寺)

京都市西京区大原野南春日町1194

アクセス : 阪急東向日駅から阪急バス65系統南春日町行きで20分、終点下車、徒歩20分


よだん:タクシー使うと軽く片道1500円オーバーします。ぬふう。



今後機会があるなら、大阪の西行入滅の地「弘川寺」の桜も観たいところ。
勝持寺の西行桜とどちらが「西行妖」のイメージに近いかなーなんて見比べてみたいものです。




勝持寺でした。帰りは歩いたさ!!





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